今季のシュタインのキーワードは「重さ」──しかし決して、物質的な重量感ではなく──だという。それはつまり、雰囲気の違いとして醸しだされるものだろう。たとえば同じ言葉を口にするとしても、経験や深い理解に裏打ちされた言葉には、不可視の厚みを帯びた「重さ」が違いとして感じられる。したがってこの「重さ」は、春夏ゆえの軽やかさと相矛盾するものではないのかもしれない。
シュタイン 2022年春夏コレクション – “重さ”、不可視の厚みとして|写真15
シルエットはシュタインらしく、ドロップショルダーでオーバーなサイズ感、重力に従いつつも身体と呼応してそれを包み込むようだ。スタンドカラーで重厚なムードに仕上げたロングコート、ボックスシルエットのテーラードジャケット、身幅を大きくとったダブルブレスト仕様のジレ、あるいはさらりと柔らかなコットン・リネン混のジャンプスーツなど、いずれもリラクシングなシルエットで仕上げられている。
シュタイン 2022年春夏コレクション – “重さ”、不可視の厚みとして|写真20
「重さ」を、ある部分では多層性と言い換えてもいいかもしれない。たとえば、フロントを二重で仕上げたトレンチコート。あるいはブラウンを主体としたチェックのステンカラーコートなどは、サイドに大胆なスリットを設けるとともに、前後に動かすことでアレンジの可能なライナーを組み合わせており、表情を大きく変えることができる。
シュタイン 2022年春夏コレクション – “重さ”、不可視の厚みとして|写真44
今季は、ウェアの素材のひとつに本革を採用。オーバーなサイズ感のシングルブルゾンやシャツ、すっと直線を描くパンツには、しっとりと柔らかな質感のシープレザーを用いた。本革ならではの重厚感と、着用するうちに現れるであろう経年変化は、合成皮革とは異なる「重さ」の雰囲気を醸し出しているといえるだろう。
シュタイン 2022年春夏コレクション – “重さ”、不可視の厚みとして|写真24
デニムパンツは、ストレートシルエットながらも、その構成は決してストレートではなく巧みだ。外側にはテーパード、内側にはフレアと、それぞれに異なる広がり方を示すシルエットを組み合わせることで、単調さを払拭した。また、ウエストの縁部分に染め加工を施すことで、タックインした際の絶妙なアクセントを添えている。
シュタイン 2022年春夏コレクション – “重さ”、不可視の厚みとして|写真13
ブラックやグレー、カーキ、ベージュといった落ち着いたカラーがコレクションの基底をなしつつも、そこに一陣の風の爽やかさを吹き込むようなサックスブルーやミントグリーンが心地よい。ハーフスリーブシャツや、トーンの異なる素材をレイヤードしたロングスリーブシャツなど、ハリ感のある生地を用いてすっきりとはしつつも上品に、そして下方にアクセントを置いたシルエットで雰囲気のある佇まいに仕上げた。
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